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稟議業務を効率化する方法とは?ワークフローシステム導入メリットを解説

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この記事でわかること

  • 稟議とは何かと基本的な流れ
  • 稟議が必要になる具体的な業務シーン
  • 稟議業務が非効率になる原因
  • 承認ルートや紙運用による課題の正体
  • 稟議を効率化する具体的な改善方法
  • ワークフローシステム導入のメリット
  • 意思決定スピードを上げる仕組み
  • 内部統制やコンプライアンス強化のポイント

稟議業務は、企業の意思決定を支える重要なプロセスですが、紙で運用している場合は手間や時間がかかりやすいという課題があります。「承認に時間がかかる」「どこで止まっているか分からない」といった悩みを抱えるバックオフィス担当者も多いのではないでしょうか。このような課題を解決する手段として注目されているのが、ワークフローシステムの導入です。本記事では、稟議の効率化をテーマに、稟議の基本から業務改善のポイントまでわかりやすく解説します。

稟議とは

稟議とは、社内での意思決定を行うために、担当者が作成した申請内容を関係者に回覧し、承認を得る手続きのことです。特に日本企業では、組織的な合意形成を重視する文化があり、重要な判断を複数人で確認しながら進めるために広く活用されています。稟議を適切に運用することで、判断の透明性や責任の所在を明確にすることができます。

稟議を進める流れや必要な場面について、詳しく解説します。

稟議の一般的な流れ

稟議は基本的に「起案者」から「決裁者」へと進むボトムアップ形式で行われます。一般的な流れは以下の通りです。

  1. 起案:担当者が稟議書を作成し、必要なエビデンス(見積書や企画書など)を添付する
  2. 申請:直属の上司へ提出し、内容の確認を受ける
  3. 回議:関連部署(財務、法務、総務など)に回り、専門的な視点からチェックを受ける
  4. 決裁:最終的な権限を持つ役職者(社長や部長など)が承認し、正式に決定となる
  5. 通知・保管:起案者に結果が差し戻され、原本はファイリング(または電子保存)される

起案から通知までの流れを把握し、自社にあった稟議方法を構築しましょう。

稟議が必要になる主な場面

稟議は、「会社の資産が動くとき」や「契約が伴うとき」など、個人の判断だけでは決められない場面で必要になります。たとえば、パソコンやソフトウェアなどの備品購入、新規取引先との契約締結、高額な出張費や交際費の申請などが挙げられます。

また、人員の採用や昇給、特別手当の支給といった人事に関する判断や、福利厚生の新設、社内規定の変更なども稟議の対象です。このように、企業活動における重要な意思決定の多くに稟議が関わっています。

稟議が非効率になる原因

稟議業務がスムーズに進まない背景には、いくつかの原因が考えられます。特に紙やメール中心の運用を続けている企業では、承認の遅延や確認作業の増加が起こりやすくなります。こうした課題を放置すると、意思決定のスピードが低下し、業務全体の生産性にも影響しかねません。ここでは、稟議の効率化を考えるうえで押さえておきたい主な原因を整理します。

  • 承認ルートの複雑化
  • 紙・メール運用への依存
  • 進捗状況の不透明化

承認ルートの複雑化

組織が拡大するにつれて、承認に関わる担当者や役職者が増え、決裁ルートは多層化していきます。必要な承認者が明確であれば問題ありませんが、「誰の承認が必要か」が曖昧なまま運用されているケースも少なくありません。

その結果、承認漏れの確認や差し戻しが発生し、やり取りが何度も繰り返されます。このような非効率なプロセスが積み重なることで、最終決裁までに時間がかかり、業務の停滞を招くことになります。

紙・メール運用への依存

紙の稟議書を回覧したり、メールにファイルを添付して承認を行ったりする運用では、物理的・作業的なロスが発生しやすくなります。たとえば、押印待ちの書類が机の上で滞留したり、メールの見落としによって承認が遅れたりするケースがあります。

また、複数人でやり取りする中で、どのファイルが最新版なのか分からなくなる「版ズレ」も発生しやすくなります。これらの問題が重なることで、意思決定のスピードが大きく低下するため注意が必要です。

進捗状況の不透明化

稟議の進捗が可視化されていない場合、「今どこで止まっているのか」が把握できず、確認や催促の手間が増えます。担当者が個別に状況を確認する必要があるため、本来不要なコミュニケーションコストが発生しやすいです。

また、承認状況が見えない環境では、案件の滞留が常態化しやすく、重要な意思決定が後回しになるリスクも高まります。結果として、組織全体の意思決定スピードが低下し、業務効率に悪影響を与えることがあるでしょう。

稟議を効率化する方法

稟議業務を効率化するためには、単にツールを導入するだけでなく、現状の運用を見直し、課題を整理することが重要です。特に「どこで時間がかかっているのか」「なぜ差し戻しが発生しているのか」を把握することで、具体的な改善策が見えてきます。ここでは、稟議の効率化を実現するために有効な方法を3つ紹介します。

  • 現在の稟議フローを可視化する
  • 書類様式や記載内容を調整する
  • ワークフローシステムを導入する

現在の稟議フローを可視化する

効率化の第一歩は、現状の稟議フローにおけるボトルネックを特定することです。まずは、申請から最終決裁までの流れを書き出し、「誰が」「どの順番で」関与しているのかを可視化します。そのうえで、「特定の担当者で止まる」「差し戻しが多い部署がある」といった遅延の原因を把握します。また、必要以上の承認者が含まれていないかを見直し、「念のための確認」といった役割を削減することで、承認ルートをスリム化することが大切です。

書類様式や記載内容を調整する

稟議の差し戻しを減らすには、書類の書き方や記載内容を見直すことも重要です。「何を書けばよいかわからない」「情報が不足している」といった理由での差し戻しを防ぐために、必要な項目をあらかじめテンプレート化しておきましょう。

たとえば、目的や金額、リスク、費用対効果など、決裁に必要な情報を整理しておくとスムーズに判断しやすくなります。また、一定金額以上の場合のルールを明記したり、自由記述を減らして選択式にすることで、起案者の負担軽減と業務の標準化を同時に実現できます。

ワークフローシステムを導入する

稟議の効率化を大きく進める手段として、ワークフローシステムの導入が挙げられます。申請から承認までの流れをデジタル化することで、承認ルートの自動設定や通知機能、履歴の管理などが可能になります。これにより、紙やメールでのやり取りに比べて、確認や承認のスピードが大きく向上します。また、属人的な判断や手作業を減らし、統一されたルールで運用できるため、組織全体の業務品質の向上にもつながります。

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稟議の効率化を実現するワークフローシステム導入のメリット

ワークフローシステムを導入することで、稟議業務の非効率を大きく改善できます。紙やメール中心の運用で発生していた手間や遅延を解消し、意思決定のスピードや業務の透明性を高めることが可能です。ここでは、稟議の効率化を実現するために、ワークフローシステム導入によって得られる5つのメリットを紹介します。

  • 意思決定スピードの向上
  • 内部統制の強化
  • 承認状況のリアルタイム可視化
  • リモートワーク対応環境の構築
  • ペーパーレス化によるコスト削減

意思決定スピードの向上

ワークフローシステムを導入すると、稟議の申請と同時に承認者へ通知が送られるため、確認の遅れを防げます。承認者はオンライン上で内容を即時に確認し、その場で承認や差し戻しを行えるため、紙の回覧やメール確認と比べて大幅に時間を短縮できるでしょう。また、出張中やリモートワーク中でも対応できるため、決裁待ちによる業務の停滞を防ぎ、スムーズな意思決定を実現します。

内部統制の強化

ワークフローシステムでは、申請から承認までの履歴が自動的に記録されるため、「誰が」「いつ」「どのような判断をしたのか」を明確に把握できます。これにより、監査対応やコンプライアンスの観点でも有効に機能し、不正行為や規定違反の抑止につながります。また、承認権限やルールをシステム上で管理できるため、組織変更や権限変更にも柔軟に対応でき、安定した運用を維持することが可能です。

承認状況のリアルタイム可視化

ワークフローシステムに、稟議の進捗状況を一覧で確認できるダッシュボード機能が備わっている場合は、どの案件がどこで止まっているのかを即座に把握でき、適切なタイミングでの催促や優先順位の調整が可能です。進捗の可視化は、担当者だけでなく管理職のマネジメント負担も軽減し、組織全体の業務効率の向上につながるでしょう。

リモートワーク対応環境の構築

クラウド型のワークフローシステムであれば、インターネット環境さえあれば場所を問わず申請や承認が行えます。これにより、出社しなければ稟議が進まないといった状況から脱却し、柔軟な働き方を実現できるでしょう。テレワークや外出先での業務にも対応できるため、業務の停滞を防ぎながら、生産性の高い働き方を支える環境を構築できます。

ペーパーレス化によるコスト削減

ワークフローシステムの導入により、紙の印刷費や保管スペース、郵送費などの間接コストを削減することができる点もメリットです。さらに、書類の整理や管理にかかっていた人件費も削減できるため、長期的に大きなコストメリットが期待できます。また、紙の使用量削減は環境負荷の軽減にもつながり、企業の社会的評価やブランド価値の向上にもつながります。

稟議の効率化に役立つShachihata Cloudワークフローの特徴

Shachihata Cloudワークフローは、稟議業務をスムーズに進めるための機能を備えたクラウド型サービスです。申請から承認までの流れをデジタル化し、承認ルートの設定や進捗管理を効率的に行うことができます。特に特徴的なのが「一括承認」機能で、複数の申請をまとめて処理できるため、承認作業の手間を大幅に削減することが可能です。日々の稟議件数が多い企業でも、確認作業の負担を軽減し、スピーディーな意思決定を実現できます。

ワークフローシステムを導入して稟議を効率化しよう

稟議業務の効率化を実現するためには、現状の課題を整理したうえで、適切な仕組みを導入することが重要です。特に紙やメールに依存した運用では、承認の遅延や進捗管理の煩雑さが発生しやすくなります。ワークフローシステムを活用すれば、承認ルートの自動化や進捗の可視化、履歴管理などが可能になり、業務全体の生産性を高めることができます。

中でもShachihata Cloudワークフローは、一括承認機能やクラウド管理により、稟議業務の負担を大幅に軽減できる点が特徴です。これから稟議の電子化を進めたい企業や、稟議の効率化に課題を感じている担当者の方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

Shachihata Cloudワークフローの商品ページはこちら:
https://dstmp.shachihata.co.jp/lineup/workflow/

WRITER
田中 空樹
デジタル認証事業部コンテンツストラテジスト
2022年シヤチハタ株式会社入社。 入社1年目でShachihata Cloudの製品サイトリニューアルに携わる。 現在もコンテンツマーケティングなどShachihata Cloudの良さを広めるために奮闘中。
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