電子印鑑・電子決裁のことなら

公開日|2026.03.09
株式会社ストライダーズは、不動産・ホテル・投資事業を中心に「再生」をテーマとした多角的な事業を展開するホールディングカンパニーです。同社では、東証上場企業として厳格さが求められる取締役会運営において、紙資料のやり取りや押印作業に伴う膨大な調整コストが課題となっていました。そこで、これらの業務を効率化するためにShachihata Cloudを導入。結果として、事務局の工数は従来の8時間から2時間へと大幅に短縮され、劇的な業務改善が実現しました。
導入前の課題:紙に縛られた運用が、業務停滞の原因に
  • 開示直前に役員の海外滞在が判明。物理的に押印できず冷や汗をかく場面も
  • 議決完了後も、ハンコが揃わず正式文書として確定できない
  • 直列承認フローにより、一人の遅れが全体停止に直結
  • 20年分以上の紙議事録が蓄積し、保管・検索効率が限界に
導入の決め手:役員が迷わない操作性と、停滞しない合議機能
  • メールからワンクリックで承認できる直感的な操作性
  • 全役員へ一斉依頼できる「合議機能」
  • 法的有効性を担保しつつ、高いコストパフォーマンスを実現
  • 経営層から現場まで浸透している「シヤチハタ」への安心感
導入後の効果:調整工数 75%削減
調整工数 8時間 → 2時間
  • 再通知ボタンでスマートに再確認の依頼ができ、意思疎通がスムーズに
  • 本来業務へ集中できる環境が整備された
  • 電子署名済みPDFが登記申請で正式受理
今回は、取締役会事務局を兼務する財務・経理部主任 藤田様に、導入の背景から導入後に得られた効果まで詳しくお話を伺いました。連結決算・開示資料・招集通知の作成など幅広い実務を担う多忙な現場責任者の視点から、リアルな運用状況やその変化について具体的に語っていただきました。
※取締役会議事録を作成するには、Shachihata Cloud ワークフロー基本プランのご契約に加え、 有料オプションの「セキュリティ強化」および「タイムスタンプ」のご購入が必要です。
Index

「役員は今、カナダです」に頭を抱えたあの日。来社や帰国を待つ「ハンコ待ち」が最大の障壁に。

「合議機能」で承認渋滞をゼロに。決め手は「使い慣れた操作性」と「納得のコスト」

【運用フロー公開】 定例会から急ぎの書面決議まで。役員を迷わせない「シンプルさ」を追求した承認の仕組み

1日8時間の調整業務が2時間に激減。期限直前の「ドタバタ」から解放され、重要業務に専念できる環境へ

「現場の迷い」をゼロに。グループ全体の生産性を底上げする未来へ

「役員は今、カナダです」に頭を抱えたあの日。来社や帰国を待つ「ハンコ待ち」が最大の障壁に。

Q:Shachihata Cloud を導入される前は、具体的にどのような課題を抱えていましたか?

藤田様:
一番の課題は、何よりも「紙」に縛られた運用でした。
取締役会議事録を紙で作成し、役員に物理的に押印していただくフローだったのですが、会議体がオンライン化していく中で、その仕組みが立ち行かなくなっていました。 画面越しに会議は終わるものの、手元には押印されないままの議事録がどんどん溜まっていく。私は財務・経理として監査法人への対応も担っていますので、未押印の書類を前に「これ、まだハンコが揃っていませんが大丈夫ですか?」と指摘されるたび、現場はてんやわんやの状態でした。

特に追い詰められたのは、まさに「紙ゆえの物理的な限界」に直面した時です。開示期限が迫る中、急いでハンコを貰おうと確認したところ「その役員、今はカナダにいます」と言われ、頭を抱えたこともありました。

議決自体は承認されているのに、ハンコひとつ揃わないだけで書類上は“不完全な状態”のまま。「この時代に、なぜこんな理由で業務が滞ってしまうのか……」という強い違和感が積み重なり、電子化を決断する大きなきっかけになりました。

Q:紙での長期保存についてはどのように感じていましたか?

藤田様:
弊社は歴史がある会社ですので、キャビネットには20年分以上の議事録が蓄積していました。しかし、管理状況は「この棚のどこかにあるはず」という曖昧な把握に留まっており、必要な時に目的の書類を即座に取り出せないもどかしさがありました。

上場企業の取締役会では突発的な議題も多く、書面決議・臨時決議・株主総会後の決議など、さまざまな種類の議事録が発生します。それらが「臨時取締役会の議事録はこの場所、定例の議事録は別の場所」というように保管場所が分かれてしまっている状態も不自然で、整理したいと感じていました。

Q:電子化を進めるにあたって、懸念していたことやハードルはありましたか?

藤田様:
大きく二つの不安がありました。 一つは、電子署名を用いた議事録が「法的に有効な書類」として認められるのか、という点です。事前に司法書士の先生や監査法人へ確認を行い、「この運用であれば問題ない」という見解はいただいていたのですが、やはりどこかで「本当にこれだけで完成と言えるのか」という不安は残っていました。

もう一つの懸念は、取締役陣への説明です。長年「紙とハンコ」で実務を行ってきた役員に対し、デジタルへの移行をどう納得してもらうか、操作面で混乱を招かないかという点は非常に慎重に検討しました。

「合議機能」で承認渋滞をゼロに。決め手は「使い慣れた操作性」と「納得のコスト」

Q:導入に至るまでのプロセスや、経営陣への説明・反応はいかがでしたか?

藤田様:
Shachihata Cloudを含めた4社の電子署名サービスをピックアップして見積もりを取り、実際の「作業感」がわかるように比較プレゼンを行いました。
役員陣の反応としては、システム導入に強い反対はありませんでした。彼ら自身も「紙の非効率さ」は十分に理解しており、ちょうどコロナ禍で社内のDX推進が後押しされていたこともあり、改善に対しては非常に前向きなスタンスでした。ただ、一点だけ「複雑なアプリケーションは使いたくない」という条件がありました。

Q:数ある電子署名サービスの中から、Shachihata Cloudを選ばれた理由は何ですか?

藤田様:
Shachihata Cloud導入の決め手は、「操作性」「合議機能」「コストパフォーマンス」そして「ブランドへの安心感」の4点です。

【運用フロー公開】 定例会から急ぎの書面決議まで。役員を迷わせない「シンプルさ」を追求した承認の仕組み

Q:現在は具体的にどのようなフローで Shachihata Cloud を利用されていますか?

藤田様:
役員の方々が迷わないよう、極めてシンプルなフローを構築しています。大きく分けて「定例の取締役会」と「書面決議」の2パターンで運用しています。

1. 定例取締役会の議事録作成フロー
合議設定と再通知機能により、確認依頼の手間を削減し、調整工数を大幅に削減。

2. 書面決議(同意書)のスピード運用フロー 
一斉送信と承認状況の可視化により、緊急性の高い書面決議にもスピーディーに対応。

1日8時間の調整業務が2時間に激減。期限直前の「ドタバタ」から解放され、重要業務に専念できる環境へ

Q:導入前は1日あたり8時間を要していた作業が、導入後は2時間まで短縮されたとのことですが、具体的にどのような効果を実感されていますか?

藤田様:
一番の効果は、周囲を巻き込んだ「見えない調整コスト」が消えたことです。
以前は、役員の来社予定を確認し、来社のたびに紙の議事録を持ってハンコをもらうという作業を延々と繰り返していました。特に負担が重かったのが、1〜2日での対応が求められる急ぎの「書面決議」です。連絡がつかない役員がいると、最終的には「社長、この取締役に連絡がつかないので、フォローをお願いできませんか」と、社長のリソースまで割いて確認をお願いせざるを得ませんでした。承認をいただくだけの作業に、組織として膨大な時間と労力を浪費していたのです。

導入後は、この構造が劇的に変わりました。現在は事務局からシステムを通じて一斉送信するだけ。役員側も「通知メールが来たらShachihata Cloudを確認する」という共通認識ができたため、個別の確認は不要になりました。もし承認が遅れている方がいても、Shachihata Cloudの「再通知ボタン」ひとつでリマインドが完了します。事務局としての意思疎通が驚くほどシンプルに、かつスマートになったと感じています。

Q:精神的な面での変化はありましたか?

藤田様:
精神的な負担が大きく減りました。以前は、東証の適時開示準備など他すべての準備が整っているのに、承認だけが一人分降りない…という状況が起こり、ドタバタしながら冷や汗をかいて作業することもありました(笑)。

導入後はこうした負担がなくなり、気持ちにも余裕が生まれました。削減された時間を本来のメイン業務である財務経理の仕事に充てられるようになり、業務全体の効率が上がったと感じています。

Q:コスト削減の効果についても、教えてください。

藤田様:
人件費や紙代を含め、トータルコストは半分程度に削減できている実感があります。 以前は、私だけでなく、私より単価の高い役員や上長までもが「承認の確認」のために時間を割いていました。組織全体で発生していたこうした“見えない人件費”が、Shachihata Cloudの導入によってカットされました。

紙に関しても、以前は何十枚と印刷して製本していた議事録がすべて電子化されました。PDFで作成し、電子署名をしてそのまま保存できる。このシンプルさが、結果として大幅なコストダウンに繋がっています。

Q:社内の承認だけでなく、登記申請のような公的な手続きにも活用されているのでしょうか?

藤田様:
直近では「新株予約権の発行」に伴う登記において、Shachihata Cloudで電子署名したPDFをそのまま提出しましたが、問題なく受理されました。
以前であれば、電子署名を利用していても、法務局への提出時には一度紙で出力し、さらに「原本と相違ありません」という一筆と押印を加えて提出するなどの手間が発生することもありました。しかし今回、事前に司法書士の先生に相談したところ、「電子署名済みの書類で問題ない」との確認を得られたため、Shachihata Cloudで署名したPDFを使用することができました。

「現場の迷い」をゼロに。グループ全体の生産性を底上げする未来へ

Q:今後の展望について聞かせてください。

藤田様:
今後は、新規子会社への導入を通じて、グループ全体でShachihata Cloudによる一元管理を進めていきたいと考えています。<親会社の取締役が子会社の役員を兼務するケースも多いため、ツールを統一することで役員の操作負担を最小化でき、スムーズな導入・運用が期待できます。 また、小規模な子会社の場合、取締役会の開催は年に数回ということも珍しくありません。担当者も業務と兼務していることが多いため、たまにしか発生しない手続きの進め方を思い出すだけでも一苦労です。そうした際、グループで共通のシステムを使っていれば、親会社からすぐに操作や実務のアドバイスが可能です。こうした「現場が迷う時間」という見えないコストを削ぎ落としていくことで、グループ全体の業務効率をさらに引き上げていきたいと考えています。

Q:導入を検討されている方へのメッセージをお願いします。

藤田様:
「紙の運用」や電子帳簿保存法への対応で、「結局、紙をスキャンしてPDF保存しているだけ」という方にこそ、Shachihata Cloudによる「シンプルなデジタル化」を強くお勧めします。

特に、他業務と兼務しながら取締役会運営などの重責を担う方にとって、その効果は絶大です。私自身、以前は経営陣への細やかな配慮と調整に膨大な時間を費やしていました。しかし、Shachihata Cloudの「合議機能」を使うことで簡単に並列承認が進められますし、直感的な操作感のため、日々膨大な情報を扱う取締役陣にとっても負担がありません。 現場での設定も簡潔で、確認依頼の通知もスムーズ。ここまで手間なく、みんなが分かりやすく導入できて、コストパフォーマンスに優れたツールはなかなかありません。 導入によって調整業務が楽になれば、本来の業務に集中でき、担当者にも会社にも大きなプラスをもたらします。

私のこの実感が、同じ悩みを持つ皆様がデジタル化へ一歩踏み出すための一助となれば幸いです。

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